時に保育士は、お遊戯会や卒業式などの、保護者も見に来るような行事で、ピアノの伴奏の仕事がまわってくることがあります。
たいがいピアノが比較的得意な先生が担当することが多いようですが、
時にそんなに得意ではないのに弾かなくてはいけない。なんて状況が発生することもあります。
私はピアノが得意だったので、ピアノ伴奏の仕事は、まわってくることが多かったのですが、
20年以上のピアノ経験があっても、けっこう緊張してしまいました。
今回はヤマハグレード5級を持ち、ピアノ講師の経験もある保育士が、子どもの歌の伴奏を練習するポイントを書きたいと思います。
ピアノ練習は職場でできるなら職場でする
なんといっても私のおすすめはこれです。
夕方使っていない教室のピアノやホールにあるピアノで練習している先生、けっこういらっしゃいます。
「ピアノ頑張って練習しています」といった強烈なアピールができます。
ピアノを練習していると、【○○先生は仕事熱心で真面目】みたいな印象を与えられ、
本番で少しミスしても、「よく頑張っていた」のような評価になることが多いです。
職場で練習できる環境があるのでしたら、家に帰っての練習するのもなかなか大変なので、職場ですませてしまうのも一つの手かと思います。
本番から逆算して、練習目標をたてておく
ピアノは1日2日、集中して練習したからといって、弾けるようにならないのがもどかしいところ。
継続的な練習がものをいいます。
本番の2週間前までにはスラスラ弾けるようにする。
1か月前までに譜読みを終わらすようにする。
などと、本番の仕上がりから逆算した日程で、練習計画をたてておくことをお勧めします。
そして比較的、時間に余裕を持ったプランにすることをお勧めします。
練習した分だけ、きっと指が動くようになります。
本番は、何があっても止まらないで弾けるレベルにする
本番はやっぱり緊張すると思います。
私もピアノ伴奏の仕事はかなり緊張した覚えがあります。
子どもの発表を楽しみにしている沢山の保護者。
主役は子ども達なので、伴奏者の失敗でぐたぐたになるのは避けたいところ。
そんな風に考えれば考えるほど、自分の発表会よりも緊張してしまった気がします。
緊張しても弾けるよう、そして、間違えても止まらない練習をしておくと良いでしょう
少々のミスなら問題ないと思います。
しかしピアノがとまってしまうのはNGです。
片手だけでもつなげられるようにしておきましょう。
何回も弾き、曲になれてくるとできるようになってきます。
テンポが速くならないようにする
本番は子どももピアノ演奏者も緊張するため、どうしてもテンポが速くなりがちです。
メトロノームをつかい、テンポがゆれない練習もお勧めです。
どんどんテンポが速くなっていかないように、気を付けましょう。
つっかえやすいところ、難しいところは、ゆっくりと部分練習しておきます。
最後に
発表会の伴奏は緊張するし、練習も大変。
でも、きっといい経験になりますし、ピアノの腕も確実に上達します。
納得のいくまで練習したら、あとは是非自信をもって本番にのぞんで下さい。
今まで一緒に練習してきた子ども達との時間を楽しめるといいですね。
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