保育業界に入ってびっくりしたこと

今回は、他業界から保育業界に転職してびっくりしたことを書きます。

初めて保育業界に飛び込んだのは、もう10年以上前なので、今とはずいぶん仕事の仕方が違うかとは思いますが、まだまだIT化も発展中の保育業界。

園によって仕事の仕方やIT化は、まちまちかと思いますが、園選びの参考になれば幸いです。

残業代はでず、時間消化

事務の仕事から保育業界に転職した私。事務の仕事では派遣とはいえ、一応残業代は出ていたので、これには驚きました。

まず、作り物や書類作業が終わらず、残って仕事をしている状態は残業とみなされません。

残業とみなされるのは、保育に入っている時間のみです。

そしてなぜか、保育で残業になった場合、現金では支払われず、子どもが少なかったり、保育士の配置に余裕のあるときに、早く帰れる。という時間消化制になっていました。

園によっては、きちんと残業代という形で支払われている園もあるかもしれませんが、今のところ私が経験した2園とも、このシステムです。

事務の仕事をしていた時は、きっちりと1時間の休憩をとっていた為、転職して驚きました。

今の職場は、さすがに１時間はとれないものの、それなりにとれていますが、１０年前私が働いていた職場は休憩というものがありませんでした。

食事は子供たちの食事指導をしながら一緒に食べ、子ども達がお昼寝をしている間に連絡帳を書いたり、日誌を書きます。

そもそも休憩などとっていては書類が終わらないので、休憩をとっている余裕もなく、保育室で書類を書きながら、飲み物を飲んでいる時間が休憩とみなされていたようです。

忙しい時間になると、トイレに行く余裕もないことがある為、子どもたちが落ち着いている時に、行っていました。

保育中に書類を書く時間がとれる園だといいですが、人員配置に余裕のない園だと、月案などの書類を書く時間など、とれるはずもなく、家で書いてくるのが当たり前の状態に・・・

行事なんかあると作り物も山ほどでるので、終わらないと持ち帰ってやることになります。

園にパートさんでも人員の余裕があると、作り物の仕事はお願いすることができるので、園にどれだけ人員の余裕があるのかは大事だと思います。

ちなみに今の園はパートさんの人員余裕がありすぎて、作り物は保育内で終わり、やることがないこともあるほどです。こんな園もあるんだ！と驚きます。

園選びは本当に大切だなと思います。

保育業界もIT化が進み、書類もパソコン、連絡帳もアプリで行う園が増えてきたかと思いますが、

１０年前、私が働いていた保育園は、個別月案、児童表はえんぴつで下書きをし、園長のOKがでたら、

ボールペンで上からなぞる。という、謎の書き方をしていました。

事務職から転職してきた私は、たまげました。

パソコンじゃだめなのかな。　思いましたが言えません。

パソコンも園には２台しかありませんでした・・・

今の保育園は各クラスにパソコンが２台ずつあり、連絡帳もアプリです。

ここ数年でIT化、随分進みましたね。

IT化の進み具合も、園によりけりのようです。