発達障害児の学級選び

子育て

パートで保育士をしながら、発達凸凹児を育てています。

小学校入学にあたり、支援級に入るのか、通常学級に行くのか、決めなくてはならず、迷った日々。

就学までの流れは都道府県や、その子どもに応じ、ケースバイケースかとは思いますが、参考までに今回のことを書きたいと思います。

教育委員会で面談をする

 幼稚園年中から、発達センターへ、月1,2回通う日々。

年長の夏休みに入る前くらいに、主治医の先生から、

発達センターに通っているお子さんは、小学校に入る前に、教育委員会で面談をすることになっているので、こちらの番号に連絡して、面談の予約をとってください。」といわれ、面談の予約をとりました。

最初の面談は、子どもは連れて行かず、親だけが行くようです。

個室に通され、「こちらにご記入ください」と質問用紙を渡され、回答を記入していきます。

こと細かい質問。

「排泄は一人でできますか?」「指示がとおりますか?」などなど、多岐にわたります。

記入が終わると、教育委員会の方と面談です。

記入した用紙に沿って細かく聞かれました。

そして最後に「親御さんは支援級を希望されますか?」との質問。

支援級は今のところ考えていません。通常級を希望します。」と答えました。

すると、「では、この件は保留にさせて頂きます。もし通常級で問題がありましたら、ご相談に乗りますので、連絡ください。」とのことになりました。

息子は家での癇癪は激しかったものの、幼稚園で癇癪をおこしたことはなく、それなりに指示も通り、席にも座ってられていたので、このように伝えました。

WISC(ウィスク)の検査を受ける

もし、教育委員会の面談で支援級を希望した場合は、教育委員会でウィスク(知能検査)を受けるようですが、教育委員会で受けなかった場合は、発達センターで受けられるようです。

息子は、発達センターで、いつも療育でお世話になっている心理士さんと2人で個室に入り、テストを受けました。

WISC(ウィスク)の結果を聞く

後日、医師の診察の予約をとり、ウィスクの結果を聞きます。

10月半ばの頃でした。

息子が受けたWISCは、子どもの知能を測定するための検査で、4つ指標の点数がでました。

言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度の4項目です。

中央値は100。

各指標の得点の差が大きいと、生きにくさを感じるそうで、15以上ひらくと、指数差が大きいとされるようです。

ちなみに息子の場合は

ワーキングメモリー 120。

知覚推理 91

だったため、その差29。生きにくさを感じるようです。

結果は医師から口頭で伝えられたのみ。

後日、検査結果が欲しいと伝えたところ、心理士さんから結果や総評を書いたものを頂くことができました。

WISCの結果をみた医師に、支援級も視野に入れるよう言われる

教育委員会で通常級を希望したことを医師に伝えると

うーん。こういうタイプは1,2年生くらいまで支援級で過ごして、自信をつけて、3年生くらいから通常学級に移るほうがうまくいくケースが多いんですよねー。

でも、こういうケースは私も迷う、一概にどっちがいいとは言えない。お母さんが情報を集めて、納得のいくまで考えてください」とのこと。

1つの領域が、ずばぬけて高いタイプは「なんでできないんだ。」と怒られがちになり、自己肯定感が低くなってしまうケースがあるようです。

もし、通常級に行くのなら、子どもが困らないよう、先生に子どものことを、よく話しておくようにと言われました。

もうこの頃、頭が痛い、と頭痛を訴えることが増えていたことも、医師は心配してくれていました。

放課後ディの契約、学校の先生との面談、そして通常級へ

幼稚園の先生とも面談し、幼稚園の様子をきき、1日見に行かせてもらいました。

小学校の先生とコンタクトをとり、苦手としていることを伝えました。

放課後デイサービスを何件か見学に行き、契約しました。

春休みには、傘をさす練習。給食を運ぶ練習をしました。

手先が不器用なため、みんなが当たり前のようにできていることが難しいです。

発達センターの心理士さんには、小学校に入って、勉強についていけない。家での癇癪が酷くなった。

などのことがあったら、子どもからのSOSと考えて、不登校不定愁訴などの2次障害が出る前に相談するよう言われました。

ただ今3年生。 理解のある先生に恵まれました。

手先が不器用なので、リコーダーや習字などは苦労しているようですが、なんとか勉強はついていけています。

社会という好きな科目もでき、漢字は得意で満点をとってくるようになりました。

仲のいい友達も数人できました。

通常学級に行く選択が正しかったのかは、まだわかりません。

まだまだ心配はつきませんが、友達付き合いから多くのことを学んでほしいと思っています。

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